ほの暗い闇の中
人と付き合っていくことがこの上なく難しく辛い。
何も無いのに会うというだけで毎日苦しそうにされ、昨夜は号泣され、それでもルールとして決めたから会うこと自体は攻められない。
私は遊ぶことを制限されるのを一番嫌うから、泣かれる程何が嫌なのかも正直よくわからない。そのためここまで嫌がられるととても不快だし辛い。彼はもともと私の性格や価値観をわかった上で付き合ったはずなのに、そんなに辛い思いをしてまで一緒に居たいのだろうか、それが果たして幸せと呼べるのだろうか。
縛られる人生は好きじゃない。けれど縛られずに誰かと居ることができるのだろうか。そんな自分にとっての都合の良い人に巡りあえることなんて奇跡に近いのでは、思う。
大好きな俳優の山崎樹範が結婚したが、インタビューなどで語られる彼の優しさ、人間性は本当にすばらしい。相手が落ち込んでいるときは、料理を作ってそっと出すという。それが出来る人は果たしてどのくらい居るだろうか。
「自分と居るのにテンションが低いなんて嫌だ」と不快になる、「どうしたの」と原因を聞いて当人が望んでいない回答を突きつけてドヤ顔、私はそんな奴ばかり見てきた。
まぁしげさんのような出来た人、私のようなクズ人間のもとになんてこないでしょうけど。
最近は心が麻痺しているように感じることが増えた。
遊びに行く頻度は減って、週に一度あったら良いほうだ。飲みにも殆ど出歩かなくなった。
嫌なことやひどいことを言われても、「またか」とぼうっと流せるようになった。
その代わりに、恋愛感情も薄れ、性欲なんて元々無いのに更に無い。
たとえルールを決めたところで、嫌がられたりいじけられたら結局家を出にくくなる。そうして毎日が積み重なると遊びに行くことが億劫に感じてしまう。
早く感情よ、よみがえれ。面倒ごとでも跳ね返していける気力がほしい。